現役アメリカ留学生が教える"Cool"の使い分け
どうも、マルヒロです。
僕は海外の友人に「日本語教えて!」といわれると、決まって「ヤバい」を教えるようにしています。
使い道も豊富だし、サウンドも面白いし、ワンポイント日本語レッスンとしてはちょうどいい教材です。
そんな「ヤバい」と同じくらい、いや、むしろそれ以上に便利な英単語が
"Cool"
なんじゃないかなと僕は思います。
ということで今回は、そんな便利な"Cool"の様々な使い方を、現役でアメリカの大学生ぶちかましてるマルヒロが徹底解説します!
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"Cool"=すげえ!かっこいい!
これが一番よく知られている使い方かもしれません。
基本的には「プラスの驚き」を表現する際に使えますが、"Wow"や"Amazing"などの表現よりも、「かっこいい」や「なにこれ初めて見たんだけど!」みたいなニュアンスが強い気がします。
日本でも一時期話題になった"Cool Japan"というキャッチフレーズも、
「日本の技術・文化って真新しくてかっこいい!」
と海外の皆さんに思っていただくためのものでしたよね。
【例文】
You got the new iPhone? That's so cool!
新しいiPhone買ったんだって?すげー!
Japanese vending machines are so cool!
日本の自販機ってすごいよね!
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"Cool"=いいね!いいよ!
"Okay"や"Good!"と似たニュアンスで使う場合です。
何か指示を出されたり、提案されたりした際に
"Cool"
といえば、それは承諾の意味になります。
気を付けないといけないのは、"That sounds good!"などの丁寧な表現に比べて"Cool"は「あ、いいっすよ」のような少しくだけた表現になるので、使う相手によっては失礼だと思われてしまうかもしれません。
【例文】
A "Can we grab some lunch before we head over to your place?"
B "Yeah, thats cool."
A お前んち寄る前になんか食べ物買ってってもいい?
B いいよー
A "Why don't we start off by reviewing what we did last week."
B "Alright, cool."
A 先週なにやったかの振り返りから始めよっか
B おっけー
"Cool"=大丈夫
Coolの本来の意味は「冷たい」という意味ですが、そこから直接転じた意味として「大丈夫」というものがあります。
ですので、"Are you okay?"という質問に比べて、"Are you cool"という質問には「怒ってない?」「問題ない?」というニュアンスが含まれます。
ちょっとした口論をしている友人の仲裁に入った際に、
"You guys cool?"
なんて言い方もします。
【例文】
Is it cool if use the bathroom before we go?
出発前にトイレ使っても大丈夫?
Yeah I'm cool with either one.
僕はどっちでも大丈夫だよー
"Cool"=落ち着いた
若干「大丈夫」の意味と被る部分もあるのですが、本来の意味に最も近いのはこの使い方かもしれません。
日本語で「クール」というときもこのニュアンスが一番強いですよね。
しかし!
落ち着いた人のことを
"She is a cool person."
って表現してしまうと、どちらかというと1番目の「かっこいい」のニュアンスのほうが強くなり「かっこいい人」という意味で伝わってしまうので要注意です。
この場合は
"She is a calm person."
もしくはもっとくだけて
"She's super chill."
なんて言ったほうがいいと思います。
"Cool"が「落ち着いた」という意味になるのは、副詞として使われる場合が多いです。
その"Cool"が形容詞なのか、副詞なのかという部分を意識すれば、意味のすれ違いは避けられると思います。
【例文】
It'll be fine. Just stay cool.
大丈夫だよ。落ち着いて。
Let's keep it cool guys.
みんな、落ち着いていきやー
まとめ
ということで今回は、"Cool"という単語の実用的な使い方を4パターンご紹介しました。
①かっこいい
②いいね!
③大丈夫
④落ち着いた
もちろん温度の話をするときにも"Cool"は使えますし、上記4通り以外にも使い方はあります。
ぜひぜひみなさんも、海外ドラマやアニメなどを見て、どんなふうに"Cool"が使われているのかを分析してみてください!
この単語を自在に扱えるようになれば、英会話も一気にネイティブっぽくなりますよ!
では、また次の記事でお会いしましょう!