好きなディズニー音楽からあなたが最初に聴くべきジャズの曲をおすすめします
どうも、好きなディズニー音楽はヘラクレスの「Zero to Hero」のマルヒロです。
みなさんは、
「この曲が好きなんだけど、似たような曲ないかな?」
って思ったことありません?
この疑問を持つ瞬間って、新たな音楽を開拓する絶好のチャンスなんです!
今回はこのチャンスをうまく利用して、皆さんがジャズを好きになるきっかけを提供させていただきます!
やり方は簡単。
皆さんがとっつきやすいディズニー音楽の中でもジャズっぽいものをピックアップし、その曲が好きな方におすすめしたい別の曲をひとつご紹介します。
さらにそれらの曲に関連するキーワードやジャンル名もご紹介するので、皆さんはとにかく「これ好き!」という曲を一つ見つけてもらって、あとは僕が紹介するキーワードを検索すればどんどんジャズ沼にハマっていくことでしょう。
それでは早速スタートしましょう!
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- まずはこちらを聴いて気になる曲を選んでください
- おしゃれキャット「みんな猫になりたいのさ」
- アラジン「フレンド・ライク・ミー」
- モンスターズインクのオープニング
- プリンセスと魔法のキス「それがニューオーリンズ」
- ワールドバザールで流れている曲
- さいごに
まずはこちらを聴いて気になる曲を選んでください
おしゃれキャット「みんな猫になりたいのさ」
アラジン「フレンド・ライク・ミー」
モンスターズインクのオープニング
プリンセスと魔法のキス「それがニューオーリンズ」
ワールドバザールの曲
気に入った曲はありましたか?
では、それぞれのおすすめ曲をご紹介します!
おしゃれキャット「みんな猫になりたいのさ」
この曲が好きな方には、ルイ・アームストロングのこの曲がおすすめ!
こういった曲はディキシーランド・スイングと呼ばれるもので、ジャズの生まれ故郷であるニューオーリンズの古き良きサウンドに、ニューヨークで流行した大所帯バンドによるスイングジャズの要素を取り入れたものです。
おしゃれキャット以外にも、ジャングルブックの「君のようになりたい」や、プリンセスと魔法のキスの楽曲群、東京ディズニーランドのカリブの海賊の周辺で流れている音楽もディキシーランド・スイングに分類されます。
というか、ジャズ系ディズニー音楽の半分以上がここに分類されると思うので、ディズニー好きの方はまずここから聴きはじめてください。
ディキシーランド・スイングが好みの方は、それよりもっと前に生まれた元祖ニューオーリンズジャズもきっとお好きなはずなので、そちらも合わせて調べてみてください!
《おすすめ検索ワード》
アーティスト:ルイ・アームストロング、ルイ・プリマ、シドニー・ベシェ
その他キーワード:ニューオーリンズジャズ、ディキシーランドジャズ、エレクトロスウィング
ちなみに、「みんな猫になりたいのさ」の前半部分の雰囲気がお好きな方は、ジャンゴ・ラインハルトのこちらもおすすめです!
こちらはジプシー・ジャズと呼ばれる、ヨーロッパ発祥のギターメインのジャズで、ヨーロッパ特有の落ち着いた大人の色気がむんむんに漂っています。
ジャンゴはジプシージャズの第一人者です。
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アラジン「フレンド・ライク・ミー」
こちらの曲が好きな方は、キャブ・キャロウェイのこの曲がおすすめ!
これらの楽曲はジャンルで言うとスイングジャズなのですが、その中でもキャブ・キャロウェイの率いたバンドの楽曲は「ショーっぽさ」が強めで、彼の歌い方はジーニーの感情豊かな歌い方を彷彿とさせます。
当時スイングジャズには、黒人系バンドの野性的なサウンドと白人系バンドの都会的なサウンドの二種類がありました。フレンド・ライク・ミーはどちらかというと野性的なサウンドなので、黒人系のスイングジャズを探すとお気に入りの曲が見つかると思います!
《おすすめ検索ワード》
アーティスト:キャブ・キャロウェイ、デューク・エリントン、ベニー・グッドマン
その他キーワード:Jungle Sound、Horn Growls、Show-tunes
モンスターズインクのオープニング
この曲が好きなあなたは、ライオネル・ハンプトンのこの曲がおすすめ!
こちらの曲は、1920年代から流行していたスイングジャズを、より小さな編成で演奏しようとした流れの中で生まれました。
こういった少人数によるスイングをスモール・グループ・スイング(Small Group Swing)と呼びます。
ジャンルとしてはかなりマイナーな方ですが、1920年代から流行していたスイングと1940年代以降に流行する少人数編成のモダンジャズの橋渡し役で、「モダンジャズ入門編」として聴くにはちょうどいいと思います。
中でもヴィブラフォンやサックス奏者が発表した楽曲を中心に探していくと好きな曲が見つかるでしょう。
また、1980年代以降の新主流派ジャズの中にも似たようなサウンド楽曲があるので、いまいちお気に入りが見つからない方は「新主流派」まで検索範囲を広げてみてください。
《おすすめ検索ワード》
アーティスト:ベニー・グッドマン・セクステット、ライオネル・ハンプトン、コールマン・ホーキンズ、ミルト・ジャクソン、ウィントン・マーサリス
その他キーワード:ヴィブラフォン、サックス、スイング、Great American Songbook Standards
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プリンセスと魔法のキス「それがニューオーリンズ」
こちらはジャズではなくニューオーリンズファンクと呼ばれるジャンルですが、ジャズ発祥の地の音楽ということで今回取り上げます。
こちらの曲が好きな方におすすめするのはドクター・ジョン!
そもそも映画のサントラで↑の曲を歌っているのがドクター・ジョンなのですが、彼はニューオーリンズジャズのサウンドを、よりポピュラーなファンク音楽に取り入れた大地人者として知られます。
《おすすめ検索ワード》
アーティスト:ドクター・ジョン、スタントン・ムーア、ザ・ミーターズ、プレザベーション・ホール・ジャズ・バンド
その他キーワード:ニューオーリンズジャズ、ディキシーランド
ワールドバザールで流れている曲
ものによってはディキシーランド・スイングっぽいものもあるので一概には言えないのですが、基本的に東京ディズニーランドのワールドバザールでかかっているような音楽はジャズではありません。
ワールドバザールで流れている曲はラグタイムと呼ばれるもので、ジャズが生まれる前に流行していた音楽です。
ジャズはラグタイムをさらにリズミカルに昇華させたものという見方もあり、今でも歴史的に重要なジャンルの一つとして認められています。
ラグタイムには二種類あり、このようなピアノだけのものと
より多い人数でオーケストラのように演奏されるものがあります。
どちらもラグタイムと呼ばれますが、一般的にラグタイムというとピアノだけのイメージが強いです。
ラグタイムがお好きな方には、ラグタイムとニューオーリンズジャズのちょうど隙間に位置するチャールストンと呼ばれるダンス音楽もおすすめです!
《おすすめ検索ワード》
アーティスト:スコット・ジョップリン、ジェリー・ロール・モートン
その他キーワード:チャールストン、ラグタイム・オーケストラ、Syncopated Orchestra
さいごに
ということで、お気に入りの一曲や気になるアーティストが見つかりましたでしょうか?
ディズニー音楽という縛りを設けたため、どうしても偏ったジャンルしか紹介できませんでしたが、それでも「ジャズってこんなにとっつきやすいんだ」と思っていただけたらそれだけで十分です。
重要なのは好きな曲をきっかけとして、自分が楽しんで聴ける曲の数を増やし、人生を豊かにすること。
僕の記事が少しでもそのお手伝いをできていたら幸せです。
では、また次の記事でお会いしましょう!