まるごとアドリブ

ジャズの知識ゼロで「アメリカ唯一のジャズ専門音大」に留学したドラマーの奮闘記。

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駐在家族に届け!現地校に通うなら知っておきたいアメリカのボール遊び

どうも、好きな球技はゴルフのマルヒロです。

 

早速ですがクイズです。

ドッジボールは1試合で何個のボールを使うでしょうか?

 

多くの方は1つかせいぜい2つと答えると思います。

ですがアメリカの学校で遊ぶドッジボールは違います。

たくさんのボールが飛び交います。それはもう戦場のように・・・。

 

僕はそれを知らずに7歳で渡米し、現地校でとんでもないカルチャーショックを受けました。

 

そんな戸惑いを少しでも減らすため、今回はアメリカの学校では当たり前だけど日本ではなじみのないボール遊びのルールを4つご紹介します!

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アメリカ式ドッジボール(American Dodgeball)

ドッジボール自体はアメリカでもかなりポピュラーな遊びです。

ドッジボールがテーマの映画もあるし、大人向けの公式大会もあります。

 

ですが日本の小学校などで行われているものとは、一部のルールが違います。

たくさんのボールを同時に使う

公式ルールでは6個のボールを使いますが、6個以上のボールを使う場合も多々あります。

そしてそれらのボールをセンターラインに並べます。

 

試合の開始はジャンプボールではなく、このセンターラインにあるボール急いで取りに行くところから始まります。

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画像:Aaaaaaaaaand........ DODGEBALL! / Thirteen of Clubs

6個のボールを使う公式ルールでは、

  • 向かって右側の3つしか取りに行ってはいけない
  • ボールを掴んだら一度既定のラインに下がるまでは投げてはいけない

というルールがあるのですが、多くの小学校ではこの部分のルールが徹底されていません。

足が遅い人間がここで手こずると、その瞬間やられます。

はっきり言って僕のような「足遅い芸人」には無理ゲーです。

外野がない

日本のドッジボールでは攻めの起点となる外野が、アメリカ式では存在しない場合が多いです。

アウトになった人はサイドライン脇に並び、復活を待ちます。

もちろん外野を設けるルールもあり、その場合は日本と同じようなルールが適用されます。

復活するには

アウトになった人が復活するためにできることは何もありません。

しかし、相手チームが投げたボールを味方チームがキャッチした場合のみ、一人ずつコートへ復活することができます。

そしてボールをキャッチされた側が代わりにアウトになります。

 

つまり、味方の活躍を待つしか復活の道はありません。

 

僕はこのルールを知らず、自分が投げたボールがキャッチされた際に「アウトの列」に並ばなかったため、先生やクラスメイトからめちゃめちゃ怒られました・・・。

諸刃の剣「ボールブロック」

たくさんのボールが飛び交うアメリカ式ドッジボールでは、手に持ったボールを使って飛んでくるボールをブロックする戦法が有効です。

相手にボールを投げさせ、それをブロックして味方に渡し、一斉攻撃をしかけるという戦法もあります。

 

ですが長時間一つのボールを保持してブロックばかりするのは嫌われます。

場合によってはルール違反になります。

 

あくまで戦法の一つとして覚えておくだけにとどめましょう。

 

以上のルールを覚えておけば、アメリカ式ドッジボールでも戸惑うことなくプレイできるでしょう!

 

ではここからは、ドッジボール以外のポピュラーなボール遊びを見ていきましょう!

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テザーボール(Tether Ball)

大人の身長より高いポールから紐がぶら下がり、その先にはボールがついている。

こんな謎の遊具を映画やドラマで見かけた方も多いのではないでしょうか?

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画像:DSC01450 / classroomcamera

こちらはアメリカでは昔から親しまれている"Tether Ball"という遊びで使います。

 

1対1でポールをはさんで向かい合い、お互いにボールを打ち合って遊びます。

片方は時計回り、もう片方は反時計回りでボールを打ち返し、先にひもをすべてポールに巻き付けたほうが勝ちというシンプルなルールです。

 

学校で遊ぶ場合には何人もの子どもが列を作り、負けた人がどんどん交代していくシステムが一般的です。

 

打ち返す強さや打ち返す角度、タイミングなどをずらして相手に打ち返させないことで、こちら側の「回転数」を稼ぎます。

やってみると意外と難しいので、大人でも結構楽しめちゃいます。

フォースクエア(Four Square)

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画像:Four square with Foursquare / magerleagues

その名の通り、4つの四角い陣地にそれぞれ人が立ち、その中でボールを弾ませて遊ぶゲーム。

 

地域や学校によって色々なローカルルールがありますが、僕がよくやっていたのは

  • 自分の陣地でバウンドしたボールを、ほかの陣地に向かって手で打ち返す
  • ボールをキャッチしたり、蹴ったりするのは禁止
  • 自分の陣地に来たボールを打ち返せなかった場合、もしくは打ち返したボールがバウンドせずに場外へ出た場合はアウト
  • ボールは四角の中であれば何バウンドでもOK
  • アウトになった人は抜け、残りのプレーヤーは空いたマスに詰める
  • 対戦中の4人以外は四角の外の列で待ち、誰かがアウトになったら列の先頭の人が4番(もしくはD)の陣地に入る

といった内容です。

 

ちなみに僕の学校には、8等分された円を使って8人で対戦する「エイト・スクエア(Eight Square)」という遊びも存在していました。

 

今思うと、エイト・スクエアってスクエアじゃないですね( ^ω^)・・・

フリンチ(Flinch)

"Flinch"とは英語で「ひるむ」「ビビる」といった意味です。

このゲームはプレーヤーが円を作り、真ん中に一人鬼を立てるところから始まります。

 

鬼はボールを持ち、円になったプレーヤーの誰かに向かって投げます。

 

ここまでは簡単ですが、このゲーム最大のみそは

「ボールをキャッチするとき以外は動いてはいけない」

というルールです。

 

自分の隣の人に向かってボールが投げられたのに、自分にボールが来たと思って反応(Flinch)してしまった瞬間、その反応した人がアウトになります。

また、鬼はフェイントをかけることもできるので、そのフェイントに騙されて体を動かしてしまった場合もアウトです。

さらに、体を動かさないようにしすぎたあまり、自分に投げられたボールをキャッチできなかった場合もアウト。

 

これ、やってみると結構神経使います。

なぞの緊張感につつまれます。

ちなみに僕なりのコツは、ボールをできるだけ低い位置でキャッチするようにして時間を稼ぐことです。そうすることで反応が遅れても対応できます。

 

もちろん、鬼が誰に向かって投げたかわかりづらい場合や、明らかにキャッチできないボールを投げた場合は仕切り直しとなります。

 

このゲームには、どんどんアウトになった人が鬼と交代するルールと、アウトになった人から抜けていくルールがあります。

人数や時間に応じてルールを変えられるので、どんなときでも遊べる楽しいゲームです。

ルールを覚えてプレイグラウンドになじもう!

アメリカ式ドッジボール

テザーボール

フォースクエア

フリンチ

 

という4種類のボールを使ったゲームをご紹介しましたが、気になるゲームはあったでしょうか?

どれも日本ではあまりなじみのないゲームですが、実際にやってみるとかなり盛り上がります。

 

こういったゲームのルールを覚えておくと、いざアメリカの現地校で昼休みに遊ぶとなったときに、比較的スムーズになじめると思います!

 

僕は初日の体育の時間にいきなりアメリカ式ドッジボールをやらされ、一切ルールがわからずにかなりメンタルをやられました・・・。

そんな思いはしてほしくないので、これから駐在予定のご家族にはこういった遊びのルールをぜひとも覚えていただければと思います!

 

それでは、また次の記事でお会いしましょう!